ゆかたの下着、何が正解?!大人の女性のための『きちんと見える』ゆかたの中身<教えて!たなえり先生#83>
こんにちは、たなえりです。ゆかたを着る季節になると、
「ゆかたの下には何を着ればいいですか?」
「ブラトップでも大丈夫?」
「補整って必要ですか?」
という質問をいただくことがあります。
最近はゆかたもファッションのひとつとして自由に楽しむ方が増えていますが、大人の女性として品よくゆかたを着たいと思ったときには、少しだけ下着にも気を配ってみると、ワンランク上の着こなしが楽しめると思います。
今回は、きちんと見えるゆかた姿のための肌着や下着選びについてのお話です。(このコラムに関しては下着=ブラ&ショーツ、肌着=肌襦袢でお話します。)
1.ゆかたの下着&肌着、なぜ気にしたほうがいいの?
ゆかたは着物に比べて手に取りやすくしかもカジュアルな装いになるので、ゆかたから着物を始めよう!という方も多いと思います。
特にゆかたや帯はセットで販売されていることも多く、比較的気軽に購入できますが、その下に何を着ればよいのかとなると悩む方も多いのではないでしょうか。
「ゆかただから何でもいいよ」と言われる方もいますが、実際には下着選びで着姿に差が出ます。
例えば胸元。洋服用のブラジャーは立体的なシルエットを作るため、ゆかたを着ると胸元が浮いたり衿元が崩れたりすることがあります。
また、白地や薄い色のゆかたはショーツの色にも注意が必要です。
さらに夏は汗をかく季節なので、ゆかたの下に着る肌着には汗を吸い取ってゆかたや帯を守る役割もあります。
ゆかた姿を美しく見せるためだけでなく、快適に過ごすためにも下着&肌着は大切な存在なのです。

2.大人のゆかたにおすすめの下着はこれ
まず胸元からですが、お胸が豊かな方はもちろん、スッキリさんでもおすすめしたいのがフラットブラやナイトタイプのブラ。
特にお胸スッキリさんの場合、少しでもふっくら見せたいとカップ付きのブラを選びがちですが、衿がはだけやすくなったり、かえって太って見えたりすることもあるので、お胸スッキリさんの場合でも、左右のふくらみをなだらかに整えるタイプのブラを着用することをおすすめします。


今ではふっくら鳩胸を作ることができる和装向けのブラも販売されているので、胸を抑えるのは耐えられない!なんて場合は、ぜひそのような下着を付けてみてください。衿元も安定してきれいな着姿になります。

逆にお胸が豊かな方は、胸元の凹凸をなだらかに整えることで、衿元が落ち着き、すっきりとした着姿になります。
着物の着姿は洋服とは違い、凹凸をなだらかに見せるのが基本です。まずは出ている部分を整えることを意識してみましょう。
そして、肌着は汗取りやゆかたの汚れ防止の意味でもぜひ着ていただきたいアイテム。
和装用の肌着がなくても、衿ぐりの広いインナーなどで代用できる場合もあります。下半身はステテコ、ペチコートやペチパンツなどを活用すると安心です。

ここで注意しておきたいのが丈!丈が短いと、白地や薄い色のゆかたの場合生地が透けて脚の形が見えてしまうので、なるべく丈が長めのものを選んでみてください。
絶対にこれでなければいけない、ということではありませんが、「ゆかたをきれいに着たい」という方には、やはり昔ながらの「肌襦袢」と「裾よけ」という組み合わせがおすすめです。

肌襦袢に多く使われているガーゼや晒には、ゆかたの衿合わせをずれにくくするメリットがあり、裾よけは気になる腰周りやお腹を引き締めるというガードル効果があります。
簡単に着たい!少しでも布の重なりが少ない方がいい!という方にはワンピース型の肌着もおすすめです。

ただ汗取りやゆかたの汚れ防止のために着るという目的だけでなく、着ることによって得られる効果を考え、快適さがぐっと変わることを知っていただきたいと思います。
3.透け・汗・体のライン対策
ゆかたで特に気になるのが透けと汗。
白地や薄い色のゆかたの場合、下着の色によっては思った以上に透けて見えることがあります。
特にブラやショーツの色には要注意!濃い色や柄物の下着よりも、ベージュ系など肌になじむ色がおすすめです。(意外と白もラインがくっきり見えるので要注意です。)
色や柄付きなど5種類の布を用意してみました。(肌の色を想定して、下にベージュの布を敷いています。)


肌着を着た状態を想定して見てみると、一番目立たないのが左の2種類(濃いベージュとベージュ)です。
中央の薄いベージュは一見透けなさそうに見えますが、肌の色より白くなりすぎると浮いて見えることが分かります。
右の2枚は柄付きですが、ベージュ地でも柄が入っていると透けて見えます。柄のコントラストが強いほどはっきりと見えます。
続いて肌着についてですが、ベージュ系の肌着に白地や薄い色のゆかたを着てしまうと、下に何も着てないように見える場合もあるので、白地や薄い色、透け感のあるゆかたの場合は、白の肌着でぜんぜん問題ありません。
最近では色のついた肌着も多く販売されていますので、ゆかたの色に合わせて下着を選んでみてくださいね。
また補整に関しても、マストではありませんが、胸や腰とウエスト部分の差が気になる方は、補整をした方が着姿が整う場合もあります。
補整をすることによって、汗取りの効果だけでなく、腰紐や帯が安定したり、ゆかたにできるシワを軽減できる場合もありますので、気になる方は胴周りに薄いタオルを一枚でよいので巻いてみてください。
また、汗取りと補整と肌着を兼ねた「あしべ織」という便利な肌襦袢もおすすめです。

まとめ|浴衣は下着選びでぐっと上品になる
ゆかたは気軽に楽しめる夏の装いですが、大人の女性が品よく着るためには下着選びも大切なポイントです。
特別なものをたくさん揃えなくても、少し工夫するだけで着心地も着姿も変わります。
見えない部分だからこそ手を抜かず、自分に合った方法を見つけてみてください。
今年の夏はぜひ、下着選びにも目を向けながらゆかたを楽しんでみてくださいね。











