<教えて!たなえり先生>#55-ゆかたに合わせる帯と帯結び

こんにちは、多奈ゑりきもの教室のたなえりです。今日はゆかたを着るシーンごとに変えたい帯や帯結びについてのお話です。

リラックスタイムには

ゆかたと言えばカジュアル着物の代表。家の中や近所でリラックスしてゆかたを楽しみたい時は、やわらかめの兵児帯や木綿の半幅帯など素材の特徴を活かしたシンプルな帯結びで過ごしてみてはいかがでしょう。

やわらかめの兵児帯ラインナップ

しじら兵児帯やカットジャガードの兵児帯はささっと蝶々結びなどがしやすく気軽に結べる帯。

レースや木綿の半幅帯

木綿やレースの半幅帯でカルタ結びを結べば、結び目もぺたんこになって帯結びがじゃまになることもなく、仮紐や帯締を使わなくても帯結びが安定します。

▼仮紐や帯締を使わない、兵児帯の結びかた

▼カルタ結びの結びかた

ちょっとひっかかりのある木綿の半幅帯なら、帯締がなくても結び目がくずれることはありません。ぜひお試しください。

きりりと粋に

シンプルな大人モードを目指すなら、織りや素材にこだわった半幅帯を使ってスッキリとした帯結びがオススメです。

スッキリな帯結びの定番といえば「矢の字」や「貝の口」ですよね。

すっきりシンプルなアレンジが得意な帯

博多織や桐生織は、染め帯のような華やかさはありませんが、飽きがこないシンプルなデザインでどんな柄の着物でも相性抜群!もちろん耐久性もあり一生使える帯といえるでしょう。

▼矢の字の結びかたはこちら

▼「兵児帯」でも、矢の字風のアレンジができるんです

お粧ししたいときは

華やかに装いたい時は三連仮紐を使って兵児帯や半幅帯のアレンジ結びに挑戦!ボリューム重視ならポリエステルの兵児帯がオススメです。

三連仮紐を使うと長さがある帯でも結び目が下がってくることなく常に上向きをキープ。華やか+お太鼓風などもアレンジも自在にできます。

▼三連仮紐を使ったアレンジ結びはこちら

改まったシーンには

改まったシーンにはゆかたに襦袢をインして、名古屋帯を結ぶときっちりとした印象に。襦袢を着た時は足袋も履くとバランスがいいですよ。

▼名古屋帯でお太鼓結びの結びかたはこちら

▼兵児帯でも、お太鼓風のアレンジが可能です。

まとめ

ゆかたには半幅帯から兵児帯、名古屋帯まで、コーディネートできる帯のバリエーションが豊富。しかも結びかたのアレンジもいろいろ楽しめます。シーンに応じて帯を選んだり帯結びを考えるのも楽しいですよね。夏真っ盛り、帯選びでゆかたをフル活用しましょう!

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