<教えて!たなえり先生>#47-着付け初心者の残念ポイント解消術 part2
こんにちは、多奈ゑりきもの教室のたなえりです。今日は初心者さんあるあるのちょっとした違いで見えかたが変わる着姿のチェックポイント第二弾!着る時に少し気にするだけで着姿がブラッシュアップしますので、ぜひ実践してみてください!
背中心と背中のしわ
背中は人からはよく見えるけど、自分では見にくい場所なだけに確認も必須!特に背中心を確認する場合は身体をねじると正しい中心が分かりにくいので、合わせ鏡などで真後ろから確認することがポイントです。
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背中心がずれていると見た目だけではなく、背中部分の布のたわみ加減も変わります。(写真左:背中心がずれている方は右肩に大きなたわみができています。)
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背中心を合わせるポイントは衿合わせの直前!掛け衿線の高さを確認してから衿合わせをすると大きくずれることはありません。
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背中のしわも同様です。背中のしわがとれてないと半幅帯の時だけでなく、お太鼓結びの時にも着物のしわが目立ちます。
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背中のしわを取るのが苦手な方は、背中心の左右10〜15cmだけでもきれいにするように心がけてください。それだけでも十分きれいに見えます。
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背中のしわをとる時は片手で背中心を押さえて、紐の下に指を入れて横方向に引くとしわを取ることができます。反対側のしわを取る時は手を交代させてくださいね。
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半衿の見え始めと衿の幅
襦袢と着物の衿合わせの中心があってることが前提ですが、意外と見落としがちなのが、半衿の見えはじめの位置。左右の位置が異なると、正面の衿の幅が変わってきます。
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広衿の着物の場合は、衿の幅が左右揃ってないと同様に半衿の見え方が変わってきますので、必ず衿を内側に折り込む分量を揃えてください。
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脇のたるみ
脇のたるみは脇のお肉がはみ出しているように見えるので、出てきた場合は必ず中に入れて下から引いておきましょう。
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脇のたるみが発生する原因の多くは〝脇を開く〟という動作。帯を巻く時やふとした所作の際に脇を大きく開くと、着物の脇の部分の布が出てきやすくなります。
特に帯を巻く時は常に脇は閉じることを意識するだけで、脇のたるみは出にくくなりますし、もし出てしまった場合は自分で直せるようにしておきましょう。
直す時はおはしょりを下方向に引きます。写真では分かりやすいように帯を外していますが、帯をしていても同じ箇所を引くことができます。
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まとめ
今回は主に着物の上半身のコツのご紹介でした。下半身に比べ上半身は常に視界に入る場所ですし、写真にも残りやすいので着る時にちょっと気をつけてみてくださいね。
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