#3 KIMONO MODERN、次の旅へ ― “着物を日常に”という夢とこれから。
前回のブログ「#2 Guide Shopが教えてくれたこと ― “着物を日常に”という夢の実験」の続きです
https://www.kimonomodern.com/blog/?p=15557
日本初の試着専門着物店「KIMONO MODERN The Guide Shop」は、2025年7月で4周年を迎えました。

そして昨年の20周年記念イベントでは、
このガイドショップの建物にあるイベントスペースを使って、お客様を巻き込んだ体験型の展示会として「KIMONO MODERNISM展 – 変わらないもの、変わっていくもの。」を開催。

東京着物サローネのファッションショーに出演してくれたのをご縁に今もつながる0期生をはじめ、コロナ禍に活動をスタートさせた1期生・2期生・3期生の皆さんも参加。

たくさんの「モダン部メンバー」がまるで大人の文化祭のような熱量でこの時間を盛り上げてくれました。

笑顔と笑い声と、そして涙あふれる空間は、まさにKIMONO MODERNという“文化”そのものでした。

福岡から東京へ ― 次の活動拠点へ
2025年、この年はKIMONO MODERNにとって新しい転換点でもあります。
これまで活動の中心だった福岡から、今後は東京へ主軸を移すことを決めました。それに伴い6月には、たくさんの思い出が詰まった福岡のガイドショップを一時クローズすることに。
寂しさもありましたが、
このお店は間違いなく「着物をはじめる人たちの原点」として育ってくれたと思います。お客様が安心して着物を始められる場所、そして“自分のペースで楽しめる”場所として愛されてきたことに心から感謝しています。

そしてここまで歩んでこれたのは、KIMONO MODERNを愛し、お客様を想い、懸命に支え共に歩んでくれたスタッフたちのおかげでだと、心から感謝しています(いつもありがとう!)
再び動き出した世界と、“旅するKIMONO MODERN”
コロナが明け、
東京キモノショーやサローネなどの大きなイベントも次々と復活しました。私たちも再び、札幌・大阪・金沢と各地を巡るようになりました。
訪れるたびに、
「また来年も来てくれますよね?」という温かい言葉、そして「私たちの街には来てくれないんですか?」という声。
そのどちらにも応えたい――
でも、現実にはすべての地域にお店を持つことはできません。
“ワンピースときどき、きもの。”という世界を目指して。
KIMONO MODERNが描く理想はシンプルです。
それは、「ワンピースときどき、きもの。着物が再び普段着になりますように。」
クローゼットを開けた時、
お気に入りのワンピースの隣に、自然に一枚のきものが並んでいる。
今日はワンピース、明日はきもの――
そんな風に、着物が日常のワードローブのひとつになる世界。
その実現のために、私たちはまた新しい挑戦を始めます。

新しい挑戦 ― あなたの自宅が“ガイドショップ”になる
ガイドショップに行かなくても、
あなたの自宅で着物を試せるサービス。
それが、私たちの次の挑戦、
**「試着便」**です。
どんなに遠くに住んでいても、
どんな山の中でも、
あなたの家が“ガイドショップ”になる。
お店に行けなくても、
着物を体験できる仕組みを届けたい。その想いから生まれた、新しいKIMONO MODERNの形です。
そして次のステージへ ー 東京店、新たな準備期間に入ります。
この新しい挑戦に向けて、東京のガイドショップは、しばらくお休みをいただくことにしました。年内をもって定期営業を終了し、次のフェーズへ向かいます。
それは、“終わり”ではなく、“変化のための静かな準備期間”。
今は大好きな物件探しをしながら色んな妄想を繰り広げておりますが、新しい場所、新しい出会い、そして「みんなが”楽しい”を共有できる場所」を作りたいと思っています。
しばしのあいだ、KIMONO MODERNは旅に出ます。
POP UP、催事、“旅するKIMONO MODERN”としてみなさんにお会いできるのを楽しみに、そして自宅で楽しめる「試着便」としてみなさんにより一層楽しんでいただけますように。そして次の新しい、ワクワクのカタチ。
株式会社 WITH THE MODERN 代表取締役
みなさんにお届けできるその日まで、どうぞ楽しみに待っててくださいね。
KIMONO MODERN Creative Designer 濱田 友紀子










