半衿テープを使いこなす基本の手順と「3つ」のポイント

満足度100%!お客様の口コミ
▼SHOPでの「半衿付けワークショップ」にご参加のお客様より
「半衿の縫い付けさえなければ!っていつも思ってました。こんな簡単に、綺麗に仕上がるなんて♡」
「不器用な私でも簡単にできた!これから半衿を楽しもうと思います。」
「こんなに手軽に半襟を付けられるなんて…嬉しすぎます!キモノモダンの可愛いお半襟も色々と集めて、半襟コーデも楽しみたいです。」
「簡単にスッと半衿が付けられるというのはこんなにも嬉しいものかと実感!特に、お気に入りの半衿にお裁縫あとを残したくないものがあるので、助かります。これからたくさん活用できそうです。」

半衿テープは、こんな人にオススメ
◆半衿付けが面倒
◆不器用でお裁縫が苦手
◆こまめに付け替えて色んな半衿を楽しみたい
◆時間が無いので急いで付けたい
→ひとつでも当てはまったあなたは、半衿テープでかんたん半衿付けを試してみましょう。
今回のコラムでは、半衿テープの基本的な手順と、美しい仕上がりのための「3つ」のポイントをご紹介します。
手順①半衿のアイロンかけ

1.衿の長さを半分に折って、中心に線をつける。
長襦袢の背中心と合わせるための目印になります。


2.片側を内に折り込み、真っすぐ線を付けておく。
💡ポイント①アイロンをしっかりかける💡
この線が緩いと、半衿が波打ってキレイに仕上がりません。ピシッと真っすぐ線を付けましょう。
さらに、折り込みの「幅」にもポイントが。着物の衿は、衣紋から衿先にかけて広くなっていくので、半衿の幅も変わります。中心辺りは2.5㎝、衿先は1.5㎝になるように折り込みを浅くしていきます。

実は、両側をアイロンかけする必要はありません。その理由は、「手順③」にてご紹介します。
手順②襦袢に両面テープを貼る

1.テープを貼る場所は、襦袢の身頃と衿の境目の部分。
襦袢の背中心にテープの切れ目を合わせ、背中心を境に左右で分け、衿先に向かってテープを貼ります。(どこまで貼り進めるかは半衿の長さによって異なります)

2.指でなぞりながら、しっかりと貼る。
テープを指でこするように少しずつ、しっかり貼り付けましょう。テープが波打っていたり、逆にギューッと引っ張りすぎても、半衿が波打つ原因になります。

3.衿のキワを目掛ける
特に地衿と半衿の色が異なる場合、半衿を浅く付けると下の衿の色がチラチラと見えてしまいます。衿のキワぎりぎりを狙いましょう。
内側も外側も、衿先までテープが貼れたらいよいよ半衿を接着します。
手順③半衿を襦袢に付ける

1.まずは襦袢の外側(着物側)
襦袢の外側の背中心と、アイロンで付けた半衿の中心線を合わせます。半衿の向きに迷ったら、折り目の「ワ」を「身頃と衿の境目」に当てるように確認しましょう。

2.アイロンかけした2.5㎝の折り目とテープを接着します。
テープは一気に剥がしてしまうとあっという間に色んな物がくっついて厄介です。5㎝くらいずつ剥がして、貼って、を地道に繰り返すのがオススメ。
3.襦袢を裏返して、内側(体側)
あれ?こちら側の半衿はアイロンをかけていないですよね。アイロンもかけず、衿の幅もわからないと、キレイに半衿が付きません・・・そこで、裏ワザ!

💡ポイント②「衿芯」を使う💡
半衿で衿芯を包むようにして折り目を作り、衿の幅を調節します。




<衿芯を使うメリット>
・アイロンをかけなくても、身頃と衿の境目が真っすぐになる。
・衿芯に沿わせながら指で半衿生地を内側にスライドして幅を調整することで、半衿に最大限ハリを持たせた状態で付けることができる。

4.テープを剥がしながら接着する
💡ポイント③「少しづつ」💡
内側は、衿がカーブしたときに特に波打ちやすい部分。少しずつ(3㎝くらい)細かくテープを剥がして丁寧に貼りましょう。美しい仕上がりのために、急がば回れ!

完成!


ちょっと楽したかんたん半衿テープでも、「本当にテープで付けたの?!」と驚かれる美しい仕上がりに。カジュアルな木綿でも、フォーマルシーンの正絹でもOKです。
ただし、ご使用には注意点も。
・長期間の付けっぱなしはNG!半衿や襦袢の変色やべたつきが起きてしまいます。
・お洗濯は、テープを剥がしてから。
・レースやジャガードなど、生地によってはテープで傷めてしまう可能性もあります。ご自身の判断で見えない部分で試すなどしてからお使いください。
半衿付けのハードルが下がることで、半衿コーデの幅がグッと広がります。半衿テープを活用して、かんたん&かわいくキモノお出かけを楽しんでくださいね!
使用したアイテム
半衿テープ:半衿・付け袖を楽チン付け替え!-半衿用両面テープ
半衿:<木綿の刺繍お半衿>イロドリ七宝(アクア)
襦袢:<ワンピ襦袢>Marrakech Pearl White
衿芯:<衿芯>衿浮きよ、サヨウナラ-着付け師多奈ゑり先生のオススメ-極薄衿芯(2枚1組)
着物:<レース着物>ワンランクUPなおめかしの日にーDRESSY着物-コードレースー紺瑠璃
半幅帯:<召しませ花>リバーシブル半幅帯-芍薬-black
三連仮紐:<三連仮紐>Arctic Glow (BLUE Gray)
帯留め:<20th記念復刻>クリスタルが奏でるconcert-音楽会(Fugue-遁走曲)
